
私めの極私的快楽、それは公共料金を納める事なんです。
貰った領収印を眺めては一人悦に入る。
国会内郵便局や最高裁判所内郵便局で貰ったスタンプを見つめて「おーっ、これは価値がある」とつぶやいたり「畜生!せっかくの金沢旅行が台無しだあ」とにじんで見えない兼六郵便局のスタンプに一人怒りをぶつけるこの快感、誰がほめてくれるわけじゃないのに、保険・年金はなしにしようとか自分で勝手にルールを決めるのはまさに私的悦楽の極みですね。
「お客様、自動引き落としになさると御便利ですよ」
けっ、誰がなさるか、余計なお世話よ、こちとら知っていながら敢えて全国の金融機関を支払い行脚している必殺公共料金支払い人、自称「日本一たくさんの防犯カメラに出演した男」よ。
(著書「半芸術」より)
誰もが支払う「公共料金」が、意外な視点からスポットを浴びる
20年以上に及ぶとうじ魔とうじの極私的コレクション『領収印アート』の世界へようこそ!
継続は力なりと言うけれど…こんな事、誰が続ける?!
とうじ魔とうじの奇想なライフワーク「領収印アート」。著書や「タモリ倶楽部」など主にメディアで紹介してきたこのコレクションですが、今回が東京初の展示となります。
また、初日と最終日にはゲストをお迎えして、とうじ魔とうじがお宝領収印をひたすら自慢するトークイベントを開催!
7日のゲストは新刊『仏像、大好き!』他、社名・商品名の由来に迫った『思わず話したくなる社名&商品名の謎』など、探求心溢れる著書を数多く執筆するイラストレーター&ライターの田中ひろみさん。
そして12日は漫画での活躍はもちろん、工事現場でみかける看板“オジギビト”を長年にわたり収集・研究した『街角のオジギビト』著者でもある漫画家とり・みきさんがご来店!
何か通じるこの3人。それぞれの蒐集や分類、飽くなき追求について、とことん語っていただきます。
また、期間中は展覧会の記念切手も発売予定。イベント以外の日もとうじ魔氏本人がちょこちょこ顔を出します。カフェも夜11時まで空いていますので、お気軽にお誘い合わせの上お立ち寄り下さい。
【会期】5月7日(月)〜12日(土)
会期中無休/11時30分〜23時
※初日の展示は15時〜 ★初日・最終日にトークイベントあり
【料金】期間中の鑑賞はカフェでの飲食代のみ。※イベントは有料
【会場】Cafe「MILCO」渋谷区神宮前2-3-28 1F TEL:03-3403-3378
田中ひろみさん、とり・みきさん来店!
トークイベント「払った!集めた!とうじ魔とうじの振込み人生」
◇5/ 7(月)20時〜 ゲスト:田中ひろみ(イラストレーター&ライター)
◇5/12(土)17時〜 ゲスト:とり・みき(漫画家)
1,000円+1drink(500円)
■cafe「MILCO」
「外苑前」駅より徒歩約15分、「千駄ヶ谷」駅徒歩約10分、キラー通りの霞ヶ丘団地信号をちょっと入ったところにあります。
・コーヒー400円・カフェラテ550円ほか
・ランチメニュー
800〜1,000円
(オムライス・カレー・ハンバーグ・日替わり*ドリンク付き)
2007年5月5日(土)産経新聞に掲載されました
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