チラシ裏面より
■文殊の知恵熱を観ていると、なんだかワクワクしてくる。五感から入ってくるいろんな刺激で、脳味噌の普段使ってない部分にスイッチが入るみたいなのだ。そして、昔友だちと裏山に作った“秘密基地”のことを思い出す。家から持ち寄ったり、林や道で拾った“宝物”がたくさん隠してあった小さな夢の国のことを。そんな文殊の知恵が「こどもの城」にある劇場で公演をやるなんて、まさにうってつけだと思う。かつて自分が子どもだったことを忘れつつある人にも、ぜひ観て欲しい。
岡崎 香(演劇ライター)
■子どものころから、ぼくは笑うことと驚くことが人一倍好きだ。そして、美しいものにも目がない。だけど、この三つの要素を満たすものには、なかなか出会えない。だから文殊の知恵熱は貴重なのである。彼らの公演を見ると、膝を乗り出したうえに腹をかかえるし、何度も何度も目を丸くするし、さらには息を飲み込む。見るほうも体まるごとで楽しめる公演なんて、文殊の知恵熱の他にぼくは知らない。
新川貴詩(演劇・美術ジャーナリスト)
公演の模様はこちらのサイトで紹介されています。
>>>“ART遊覧”word:斎藤博美
この公演の模様を収録した文殊の知恵熱DVD、およびとうじ魔とうじDVDは事情により発売が遅れております。