文殊の知恵熱 広島公演レポート vol.2

文殊の知恵熱

文殊の知恵熱 広島公演「リボンの既視」

文殊の知恵熱
2002年9月23日
会場・主催:広島市現代美術館

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フサフサとグルグル?
暗転し、真っ暗闇の客席頭上を正体不明の光のフサフサが舞う。と、その背後で光の輪がグルグルグルグル…。

お次は空飛ぶお魚!?
魚のような形をしたプロペラ帽子をかぶったオトボケ文殊。カタカタと可愛いらしい音を鳴らしながらステージを動き回る。さながら水槽の中のお魚のよう。

ブラックライト仮面、登場
天井から吊されたパイプが揺れだし、それらが触れ合うと、鐘のような美しい音色が客席に響く。そこへお馴染みブラックライト仮面登場〜!ユニークなパフォーマンスに客席から笑い声。

リボンのついたバラの花束
なぜかヒゲをつけて登場した村田氏。リボンをたぐり寄せると、そこにバラの花束!
終演?と思いきや
最初に登場した箱を手にした3人。箱を押しはじめると、今度はさっきと違うブーブー音(この仕組み、とっても気になる)。はて、終演?と思いきや、三人はステージを降りて会場の外へ出てしまうではないか。しばらく状況が把握できないお客さん。
とにかく立ち上がり、三人の後をゾロゾロとついていく。扉の外にいた会場に入れなかった方も、ここからは一緒にゾロゾロ…。
ステージだけではとどまらない
美術館ロビーでは、スタッフが大きな風船に空気を送っている。ふくれあがると三人はそれを手に、さらにおもてへ。またもや観客はゾロゾロ。
青空の下、転げ回る文殊の知恵熱
天気予報では雨だったのに外は快晴! ふくれあがった3つの風船から出される神秘的な音のハーモニー。そんな繊細な音とは対照的に、ピンクの風船に抱きついたり、乗っかったり、転げ回る大の男三人。何事かと散歩人も集まってくる。

青空の下、響き合っていた音色も風船のしぼみと共に小さくなり、最後は松本氏の風船のブヒブヒ音で笑いが起きるなか、「リボンの既視」は幕を閉じた。

またがったり…

階段で抱きついたり…

柱に押しつけたり…

あんな遠くへ…
観客の皆さんからは大きな拍手がしばらく続いていました
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