とうじ魔とうじ氏よりメッセージ        VOL.7(2004.2.24)

皆さん、お元気?!風邪ひいてませんか?僕はようやく治ってきました。
だんだん暖かくなってきましたね。新春最初のメッセージは、春らしくおめでたい話題です。文殊の知恵熱のスタッフとして大変お世話になっている和倉義樹くんが結婚しました。近年では劇団「毛皮族」の俳優としても活躍されている和倉くんですが、お相手は「毛皮族」の女優さんの佐々木幸子さんです。それで先日、麻布十番温泉の宴会場で披露宴が行なわれ、もちろん僕も出席させて戴きました。

まずは山田広野さんの司会で、女装の新郎・和倉くんと男装の新婦・幸子さんが入場。その後、宴会場の舞台では次から次へとひっきりなしに、列席者による様々な出し物が飛び出し、実に盛りだくさんで楽しい3時間でした。その中から個人的に印象深かった出し物を、いくつかご紹介しますね。

「毛皮族」の制作の女性が手にケン玉を持って登場し「ケン玉をします」と言った時には、正直言って「何て地味な出し物なんだァ〜」と思いましたが、ナントその方、ケン玉3段だそうでして、7級の技から段々と難しい技を披露していって最後に3段の技をビシッと決めて拍手喝采、大いに盛り上がりました。
その後、劇団「シベリア少女鉄道」の主宰の方がスピーチに立ったのですが、この劇団は近頃僕の身の回りでよく評判を耳にするので注目していたところ、「ケン玉をします」と言っておもむろにヘタクソなケン玉を始め、咄嗟にパロディーを取り入れるなんざ、さすが話題の演出家!と思いました。

劇団「ゴキブリコンビナート」の女優さんによるピンの見世物芸も会場を沸かせました。白塗りに襦袢のおどろおどろしい姿で、金魚を飲み込んでもう一度口から戻したり、鎖を鼻から入れて口へ通し水の入ったバケツをぶら下げてみせたりしたのですが、僕は芸自体より、素に戻った彼女が普通の可愛い女の子だった事のほうが衝撃的でした。

しかし何といっても、この日一番の衝撃は、和倉くんのお母さん・和倉式子さんのキャラでしょう。僕も初めてお会いしたのですが、無口でおとなしい和倉くんからは想像もつかないインパクトある母上で、そのエンターテイナーぶりに場内は唖然!いつのまにか、「式子コール」が沸き上がっていました。

本当に楽しい一夜ではありましたが、漫画家のしりあがり寿さんがスピーチの中で「僕は結婚してもう19年になりますが、一番楽しかったのは披露宴の日でした」と仰っていたのも、妙に説得力がありました。
和倉くん、幸子さん、ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに!
(とうじ魔とうじ)


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